2012年3月18日

"For us, Fabian won! " 2012 ミラノ-サンレモ

Cancellara’s style in full force at Milano-Sanremo

ワンデー・クラシックレースが始まると、
いよいよサイクルロードレースもシーズンインだなぁ
という気がしてきますねぇ。

とか言いながら、見逃すところでした。
最後まで見て本当によかった!よかった!
めちゃくちゃおもしろかったです、ミラノ-サンレモ。

残り100キロ弱の地点で大本命のカヴェンディッシュが遅れ始めた頃、
"最後の山岳からゴールまでの平坦距離が長いコース設定が増え、スプリンター有利と言われるが、
むしろゴールまでスプリンターを残したくないチームは削る作戦に出るだろう。
むしろピュアスプリンターにとって勝ちにくくなっていくのでは。"という実況解説トーク。
ワンデーレースの楽しみ方にようやく慣れてきたので、こういう解説って今後の見方が広がって楽しい。

どのスポーツ中継にも言えることですけど、実況と解説が充実していると
より面白く見られますよね、興味も増すし。反対は本当に最悪です。。。


残り30キロからの緊迫した展開に、かなり前のめり気味でテレビ観戦。
ポッジオでカンチェラーラが飛び出してからは、ぎゃー!ぎゃー!←カンチェラーラ大好き
カンチェ、ゲランス、ニーバリが繰り広げる怒涛のダウンヒルに興奮しまくり。
緩斜面はテクニックじゃなくて単純に脚力、と解説が言っておられましたが、
下りが速い人たちが、これまたハンパない勢いで下っているから、めちゃくちゃ速い。
残り10キロは自転車レースを見たことがない人にも見せてあげたいと思いました。
こんなにスゴイんだよ、自転車って。。。

平坦区間で、カンチェが「まわれ、まわれ」って合図したあと、
ちょこっとだけゲランスが前に出ましたけど(9秒とかって言われてたな)、
あそこでがんがん牽きまくるカンチェに心底ホレボレしました。
牽制とか様子見とかせずに、フルパワーで牽きまくって最後は敗れるという展開。
以前も見たなぁ、と思ってしまうけれど、そこがカンチェの男気でしょう。
負けたのはすっっっっっごく悔しいです。ゲランスのヤロウ!

"for me, Fabian won!!!" というコメントをたくさん見たので、
世界中のカンチェファンも同じ気持ちなのでしょうね。

自転車レースは速さだけじゃなく、作戦も非常に大事だし、そこがおもしろいところですから。
ちょっと熱くなったカンチェと、冷静に状況を見極めたゲランス、ってとこでしょうかね。
しかし、しかし、次は負けない…。負けないんだからな…。
と、ケイシー・ストーナーのせいですっかりキライになったオーストラリア国歌を聞きながら
メラメラとリベンジに燃えるカンチェファンなのでした。

強いカンチェが今年は見られそうで楽しみです。
オリンピックイヤーだしなぁ。

来週はヘント-ウェヴェルヘム。寝不足になりつつ見るべし。

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