2010年9月12日

誰かのちいさな希望

今週末にはGPで、再来週には全日本。
立ち止まっていられるほどの時間はないのだな。

どうせなら楽しそうだったり悔しがったりする、
元気な姿を覚えていてあげたい。
あちこちで出くわす富沢祥也の笑った顔はどれもとてもかわいくて、
見かけるたびに胸がすこしぎゅっとなる。
それぞれの人の思い出の中にいる彼の姿はどれも明るく微笑ましくて、
たくさんのステキなコトを知れたり思い出せたりした。

これからしばらくはきっと、
誰かの胸や肩にある48と言う数字を見かけるたびに、
ぎゅっとした気持ちになるんだろう。

行き場のなくなった希望や想いは誰かに押し付けたくなる。
とくに互いに凌ぎあってきたライバルやその後輩たちに。
だけど、いままでも精一杯がんばってきた彼らに、
祥也のぶんもがんばって!なんて軽くは言えない。

いま思えば、清成龍一にはそういう気持ちを
ものすごく押し付けて見ていたように思う。
あの頃より少し気持ちの整理の仕方を覚えた分、
なんだか申し訳ない気持ちになってくる。

想いを継いで走る姿に私たちはきっと勇気付けられるのだろうけど、
自分の分を精一杯がんばってくれれば、それで十分だよ。
その姿をこれからはもっと応援してあげたい。
それが私にできることのひとつかなと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿